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まってろ

Posted by mg on 31.2010 小説   0 comments   0 trackback
 高校生活が昨日、幕を閉じた。
嫌々撮った乱馬との2ショット。それを焼き増ししてその写真は2枚ある。あたしに一枚乱馬に一枚。なびきお姉ちゃんに無理やり2000円で買わされた。乱馬もそのようだったけど、その年バイトをしたからなのか、今乱馬は非常にリッチだったらしい。
 昨日はひどかった。卒業式ではあの変態校長が最後まで乱馬のおさげを切ろうとしたし、卒業証書は刻まれそうになった。最後の最後で久能先輩が卒業式に出席していて、結局まともな卒業式など送れずに大乱闘となった。
家に帰れば、お父さんもおじ様もおじいちゃんも飲み放題。未成年だというのになびきお姉ちゃんまで飲んでいた。あたしと乱馬はすぐ寝たけど、朝までみんな起きていたらしい。こういうのは私たちが主役のはずなのにね。
居間が騒がしい中、あたしは眠りに付いた。

そして朝。いつもの時間に起きた。時計の針はしっかり5時を刺していたのは覚えてる。
高校2年になってからロードワークは乱馬と一緒に行っていた。今日もそのつもりだったから、乱馬を起こしに行く。勢いよく、ふすまを開ける。
いつもなら、まだ布団の中でグウスカ寝ているけれど、今日はそこに乱馬は居なかった。布団は端っこのほうにきれいに畳まれ、机の上に三つの封筒が置かれていた。一つは天道家の皆様。二つ目は早乙女夫妻。三つ目はあたし宛だった。とりあえずその場に座って自分宛の封を開ける。恐る恐る中身をみる。


『あかねへ
なんにも言わないで悪い。金もたまったし、とりあえず中国の呪泉郷に行ってくる。
体質戻して修行してから帰るから。何年かかるかわからねえけど。
多分、お前が一番先に来るだろうからこの部屋に堂々と置いといた。他の奴らが見たらお前また何か言われそうだから心配だけど。もしも言われても気にするなよ?
それとロードワークするときは気をつけろ。前見て走れよ。夜道は絶対一人で歩くなよ。P介によろしくな。』

・ ・・何これ。考えはまとまらず涙も何も出なかった。とりあえず、その手紙を自分の部屋に持って帰り、机の引き出しに入れる。それから、のろのろと玄関へ歩いて、またゆっくり靴を履く。そのときあたしは何にも考えてなかったと思う。ただ、とりあえず走ってるだけ。ただただ走っていただけなのに、いつのまにか全力疾走していた。いつものルートは無視してまっすぐ、ただまっすぐ走った。前なんか見てない。見えない。

  ひたすら走っていると、突然何かに激突した。ぶつかった何かは動かなかったけど、あたしは思いっきり飛んだ。痛・・・あ、謝んなきゃ・・・と顔をあげると不思議そうに顔を覗き込む誰か・・・。ぼやけて見えない。でもわかった。あのおさげ・・・そして服の色。・・・乱馬だ。
「なにやってんだ?お前・・・。」
乱馬が強引に腕を引っ張ってあたしを立たせる。乱馬の顔はあんまりぼやけて見えないことから、あたしの目に涙がたまっていることに気が付いた。いつのまに出てきたんだろう・・・。
「な、何よ!あの手紙は!中国行く何て聞いてない!」
開口一番、いつもの癖で口が勝手に言い返す。声が震えているのが自分でもわかる。
「お前なぁ・・・。ロードワークのときは気をつけろって書いてなかったか?前見ろって・・・書いて・・・」
あたしの体は勝手に乱馬に抱きついていた。今、流れるまで出なかった涙が一気に出てくる。
今の時間はまだ朝の5時・・・。みんな起きているわけが無い。でも、どんな時間でもあたしは同じことをしたんじゃないかと思う。人が多い時間でも・・・。
 あたしは涙を流しながらも声を押し殺していた。泣き声なんか聞かせてやら無いんだから・・・。それでも出てしまう小さな声。乱馬の腕があたしの背中のほうに来て、あたしを抱きしめ返す。今まで押し殺した声が出てきてしまった。
「・・・あかね?お前PSの部分ちゃんと読んだか?」
PS・・・・なんて書いてあった?そういえばしっかり読んでない。なんだった?
「・・・P・・・ひっく・・S?」
「覚えてねえのか?」
声が出なくて頭を動かすだけで精一杯だった。
「何だよ・・・じゃ言うからちゃんと聞いとけよ」
「う・・うぅ」

「ま、・・・待ってろよ」
そういうと、乱馬はあたしをはがして頭を2回軽くなでた。あたしは乱馬の顔はにじんでいてよく見えなかったけど、真っ赤だったのは見えた。ちゃんと乱馬の顔が見たい。そう思って目をこする。涙をどかしてすぐに乱馬を見ようとしたけれど乱馬はもういなかった。呆然と立ち尽くすあたし。そこからだんだん記憶がというか周りが薄くなってきた・・・。あれ・・・?

ぱこっ!!
急に頭を叩かれた。
「天道さん!!居眠りはいけませ~ん!!」
気がつけば、目の前にはひなこ先生が教科書を丸めて立っていた。周りを見渡すといつもの教室だ。隣の席では乱馬が顔を赤くしてそっぽを向いている。
え?さっきの夢?
状況が飲み込めない中、斜め後ろからさゆりが声をかけてきた。
「あかね、寝言で思いっきり乱馬君のこと叫んでたわよ。涙ながしてね。」とニコニコしながら言ってくる。
ひなこ先生は珍しく授業をするが、ほとんどの生徒はあたしと乱馬の方を見る。みんなヒソヒソ話してるのがわかった。こうなってくると恥ずかしくて死んでしまいそうだ。     それに、多分帰りまでにはこの事実が全校生徒に伝わるんだろうと思うとぞっとした。

そして、来てしまった放課後。二人で帰っていると恥ずかしさの局地。乱馬も黙ったまま家に着いた。それからしばらく生徒たちの冷やかしは続いたけど、恥ずかしいのは最初だけだったと思う。数日後にはもう何も言われなくなった。
乱馬とはその日のうちに、道場の中で罵り合ってからいつの間にかギクシャクした感じは消えていた。
 
多分だけど乱馬は中国に絶対行く。あの夢を見てからそれは自分の中で確信へと変貌を遂げている。
 
そのときは、「待ってろ」なんていわれるといいな。




あとがき
小説あった!!データ探してたら見つかったおおお!!
いつ書いたかもよう覚えとらん文章ですけん、いろいろスル―って事で(=´ー`)ノ ヨロシク
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